2015年6月24日水曜日

Batman: Arkham Knight (バットマン: アーカム・ナイト) - ファーストインプレッション


6月23日、『Batman Arkham』シリーズ最終章と謳われる『Batman Arkham Knight(バットマン: アーカム・ナイト)』がついに海外でリリースされてしまった。冒頭の数時間を終えたところで、ちょっとした感想を。ちなみにPS4でプレイ中。

※この記事には致命的なバットフェティシズムが含まれています!




まだほんの少ししか触れていなくても、これだけはわかる。このゲームはとにかくフェティシズムに溢れた作品だということ。もしかしたらこれは官能小説なのかもしれない。開発元のRocksteadyの面々はバットマンを愛しているということがひしひしと伝わってくる。俺もバットマンを愛している。早いものでもう4年前の作品になる『アーカム・シティ』はゲームプレイ部分が"俺がバットマンだ"的な瞬間にあふれ、素晴らしいストーリーも併せ持つ傑作だった。シリーズの出発点となった『アサイラム』で築き上げたシステムは更に洗練され、最高のバットマン体験ができる唯一無二の作品でもあった。
『シティ』のアートスタイルはどちらかというとコミック寄りだった一方で、『ナイト』は…なんというか…現実?

降りそそぐ雨粒なんか一つ一つが視認できるんじゃないかというくらい鮮明。

そう、やはりグラフィックが凄い! かなり写実的になっていて、雨に濡れたバットマンのマントもなんともセクシー。やはり『シティ』から数えて4年という歳月は長く、技術も進歩してるなということを実感させられます。

舞台の美しさもシリーズ最高峰

また、序盤の早い段階で"フィアー・テイクダウン"が使えるようになり、これは敵が3人以上近づいていれば目にも止まらぬ速さで次々とテイクダウンできるというチョー強力な技。そして発動するとザック・スナイダー的なスローモーションが挿入されてとてつもなくカッコいい(雨粒も止まって見える!)。

フィアー・テイクダウン。

そして一番の目玉要素なのが、本作から追加された""""バットモービル""""でしょうか。そう、""""""""バットモービル""""""""です。

ティム・バートン版とクリストファー・ノーラン版が融合したかのような史上最高クラスに美しいフォルム

これまでドライビング要素が一切なかったシリーズなのでどういう操作感になるのかまったく予想もつかなかったのですが、ステアリングの軽いレースゲームような感覚で扱えるのでとてもやりやすい。アクセルとブレーキを同時に入力することでパワースライドで豪快に道路を曲がることも可能。L2をホールドしている間は戦闘形態である"バトルモード"に変形。各種武装を使って敵のドローン戦車を破壊することができたり、また意外なことに謎解きに使う場面も。
このバットモービルの初登場シーンも笑ってしまうくらいの魅せっぷり。カメラが嘗め回すようにゆ~っくりと移動して車体を映していき、最後にホイールに描かれたシンボルがドカーン!!!!!

バットフェティシズム→バットガズム

あと、ストーリー的な部分では…アレがアレしてアレがこうなってまさかのアレがアレしてしまいます。とにかくアレなんでアレしか言えないため、プレイする予定があればネットに蔓延るであろうネタバレは極力避けて是非フレッシュな気持ちでプレイしてもらいたい。そう考えると海外の発売から1ヵ月という時間差はなんとも酷だ…。

『Batman: Arkham Knight』のディレクター、セフトン・ヒルの公式ツイッター。#BeTheBatman(バットマンになろう)だけど#DontBeADick(ネタバレはやめろ)

冒頭にも書いた通り『シティ』まではキャラクターデザインもコミック寄りだったものの、本作『ナイト』はより写実的に。時々開いた口が塞がらなくなるような凄い演出があったり、とにかく画面が美しい。この"コミックと実写の中間"という絶妙な位置にある『アーカム・ナイト』のアートスタイルは、単純にバットマンの映像化としてもトップレベルの出来になっていると思います。

一種の完成形に達したかのような素晴らしすぎる造形

もしかしたら本作は傑作である『シティ』を越える名作なのかもしれない…という予感がしています。

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